即時強制

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「即時強制(そくじきょうせい)」は、一言でいうと「緊急事態だから、命令している暇がない!今すぐ実力行使する!」という行政のアクションのことです。

「行政代執行」は、「命令→無視→警告→実行」というステップを踏みますが、即時強制はそのステップをすっ飛ばします。


🏃‍♂️ 即時強制の3つの特徴

  1. 義務を命じる暇がない「〜しなさい」と命じる余裕がないほど急いでいる、あるいは命じても意味がない場合に行われます。
  2. いきなり実力行使直接、体や財産に力を加えて、行政が必要な状態を作り出します。
  3. 法律の根拠が必要強力なパワーなので、必ず法律に「やっていい」と書かれている必要があります。

🏠 行政代執行との違い

ここが一番のポイントです。

項目行政代執行(前回)即時強制(今回)
事前の命令「壊せ」と命令するなし(いきなり実行)
時間的余裕ある(期限を与える)ない(一刻を争う)
主な例放置された空き家の撤去火災時の破壊消防、泥酔者の保護

💡 具体的なイメージ例

  • 消防(火事):隣の家に火が燃え移りそうなとき、「壁を壊していいですか?」と許可を取ったり、命令したりしている間に家が燃えてしまいます。なので、消防隊員は即座に壁を壊して消火活動ができます。
  • 感染症:危険な感染症にかかっている疑いがある人を、強制的に入院させたり検査したりする場合です。
  • 警察:目の前で暴れている泥酔者を、本人や周囲の安全のために警察署で保護する場合などが当たります。

⚠️ 注意点

即時強制は国民の権利を強く制限するため、「本当に今すぐやる必要があるのか?」という必要最小限の範囲で行われなければならないという厳しいルール(比例の原則)があります。

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